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調査概要
調査区域は、堀川の最上流部であり、庄内川に設けられた
元杁樋門から栄橋までの約200mの区域である。
調査区域には平成11年から瀬古の井戸の揚水が放流されており、
堀川の中では水質的に恵まれた場所である。
2月29日の川の状況としては、水深は約10cm、流速は約30cm/秒であり、
底質は砂質土に泥が被った状況であり、攪拌するとしばらく濁った状態が続いた。
調査では魚類や鳥類の生息は確認できなかったが、二枚貝類などの生息が
確認できた。
図―1 調査区域位置図
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写真―1 調査区域前景
元杁樋門から調査区域方向を望む。
中央左には瀬古の井戸の放流部がある。
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写真―2 瀬古の井戸の放流部
きれいな水が勢いよく流れ出ている。
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写真―3 採水状況1
瀬古の井戸放流部から上流へ10mの地点で
採水を実施した。
滞水して濁っていたが、COD値は2であった。
匂いは無かった。
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写真―3 採水状況2
瀬古の井井戸放流部で採水を実施した。
水質は清澄で、匂いも無くCOD値は2であった。
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写真―4 生物の状況1
瀬古の井戸放流部の上流で採取したマシジミと見られる
二枚貝。
殻の幅は約25mmある。
砂の中に潜っていた。
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写真―5 生物の状況2
瀬古の井戸放流部の下流で発見したシジミと見られる
二枚貝。 泥底の中に潜っていた。
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写真―6 生物の状況3
瀬古の井戸放流部の下流で発見した、
石に付着した卵とヒル。
卵はモノアラガイなどの巻貝のものと
推測される。
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写真―7 ごみの状況
川には捨てられたと見られるビニールシート、レジ袋、
空き缶、ビン類が散乱していた。
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